SOLD OUT
1940年代ごろのスウェーデン製 "Sejson Malung"社製のレザーワークジャケット。当店では以前より蒐集してきたスウェーデン製のヴィンテージワークレザージャケットです。Sejson Malung社は家庭内工業のような小さな工房と、8人程度の従業員で会社を運営していたようです。
このスタイルのワークレザージャケットは1930年代の末期(推定ですが)から同じような形状でレザーを変更して、1970年代ごろまで製造されていたと思われます。かなり多くのメーカーで製造されており有名なところではMASENS社、ANBRO MALUNG社製などがあります。これら多くの製品のラベル表示をみると、生産はスウェーデンであることが分かります。一部はスウェーデン陸軍において、使用されていたと思われる個体も以前に入荷しました。この軍用に使用されたと思われる個体には、ポケット内部にスウェーデン軍のマークが刻印されていたり、軍用を意味するメーカーラベルが付いていたりしました。
しかし軍用と書かれた製品ラベルは、それをもって支給品と断定することはできません。官給品支給のラベルではない場合、ミリタリースタイルのジャケットとして製品の名称にミリタリーの文字が使われていたに過ぎにない可能性もあるためです。一方でポケットフラップの内部にスタンピングされたスウェーデン軍のマーキングのあった個体も、軍用として支給された例は未見で、実際には民間出向者や軍属などが使用するジャケットして使われたことを意味するのかもしれません。ジャケット自体はリサーチの途上ですが、過去に50着以上同型レザージャケットをバイイングしていますが、生産国はスウェーデンです。フランス製とラベル記載されたジャケットは未見です。
このスタイルのワークジャケットに使用されるレザーは多くがゴートスキンですが、このジャケットもGetskinn、ゴートスキンレザーが使用されています。レザーコンディションは非常に柔らかな質感になっています。ポケットフラップなどは保管に伴って折れ目がありますが、レザーの強度に全く問題はありません。
カラーは古い時代の物によく見られるブラウンカラーのフィニッシュが施されています。ライニングもクラシカルな風合いのある生地が使用されています。
レザーにはフィニッシュが剥がれている箇所や傷などがあります。ただし、硬化しているような箇所や破れている箇所はなく十分に着用に耐えうる状態です。フロントはダブル、袖にボタン、バックにサイズアジャスターベルトがボタンで調節できるようになっています。バックには特徴的な金属金具を用いたサイズアジャスターがあります。差し込み方式でサイズを調節するためのパーツです。フロントボタンが一部交換されています。
※ライニング 右袖アームホールにホツレ箇所があります。
※ライニングに複数の数字やアルファベットの書き込みがみられます。
※ライニングのホツレはステッチアウトです。弊店で補修後納品も可能です。
サイズ
肩幅 47cm
身幅 54cm
着丈 68cm
袖丈 63cm
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