久しぶりに極上のコンディションのヴィンテージレザーコートをバイイングしました。
おそらく、1930年代後半から1940年初頭のものと思われる個体。
ブラックカラーフィニッシュのホースハイド、シングルブレスト もっとも人気の高い仕様のコート。
もちろん通常の襟が人気ですが、ムートン襟の冬用コートもお探しの方の多い仕様ではないかと思います。
これくらいの古い時代のコートは、襟のムートンはホワイト、ライニングはウールが一般的です。
しなやかなホースレザーはこれ以上ないレベルのコンディションです。
シボ感も魅力的です。
やや経年で色が変化したムートン襟。
引っ張ると抜けてくるコンディションの個体も多いですが、このコートの襟は今だ堅牢な状態です。
オリジナルのベルトも付属する個体。
ライニングはチェック柄です。
大型のラウンドカラーの裏にはブラックカラーのコーデュロイ生地が貼られています。
右肩のみフィニッシュ落ちが見られますが、レザー自体は頑丈で不安はありません。
このレベルのホースハイドであれば、弊店が推奨するホースオイルをほんの少し塗布してすぐにふき取り、ブラッシングだけで問題なく油分は供給されます。過剰なオイル塗布は禁物です。
古い時代のコートに見られるカフス袖。リブも取り付けられていますが、リブは幾分ダメージがあります。また、袖裏のコットン生地にもスレ、破れがあります。
日本では「カーコート」と呼ばれるワークコート。当時は高級なレザーコートとして、労働者などに愛用されていました。
サイズは40-42くらいの着用感。
状態のよいコートをお探しの方に。